A06-3-1

吃音のある方への対応について

実際に、吃音のある(吃音かもしれない)方と接する場合、どのような対応をしたらよいのかについてですが、ご質問にもあるように、相手との関係、相手の年齢などによって変わってくると思います。

 

(1) 吃音がある子どもへの対応

例えば、ご質問のようにお子さんのお友達が吃音のような話し方をしており、そのお子さんと直接話すようなことがあれば、お子さんの目を見てしっかりお話を聞いてあげてほしいと思います。話し方が気になったり、心配な気持ちになるかもしれませんが、話し方ではなくお子さんの話している内容に耳を傾けてください。そしてそのお話について、聞いていたよ、よく分かったよ、というメッセージが伝わるような相づちや声かけをしていただけると、そのお子さんの助けになります。

ただ、吃音の症状にはいくつか種類があり、「話そうとしているのに全くことばが出てこない」という場合もあります。お子さんが一生懸命(例えば顔を赤くしたり、力みながら)話そうとしているのに長い間ことばが出てこない、かつ何を言おうとしているのかを大体予測できる場合は、「〇〇かな?」と助け舟を出すことが、お子さんを楽にすることもあります。ただこれはケースバイケースで、最後まで自分で言いたいというお子さんもいます(先取りされてしまうことで「自分で言えなかった」と残念な気持ちになる場合もあります)ので、様子を見ながらの対応になると思います。

 

(2) ご自分のお子さんの場合や親しい子供の場合

もし、これがご自身のお子さんや親しい子供であり、話しにくいという意識が本人にある場合は、「お母さんが(おばさんが)先に言っちゃったけど、よかった?」「〇〇くんが言うまで待っていた方がいい?」と直接お子さんが望む対応を聞くのもよいと思います。外で他の人と対応する時などは(例えばレストランでの注文や買い物など)、大人が代わりに言う方が助かると思う子供も多いようですが、決めつけないで、子供とどの場面は代わりに言って欲しいか、確認した方がいいと思われます。

<次のページへ>